先日、東京都の子育て支援員研修に参加してきました。放課後児童コースです。
以前は学童クラブと言ったものです。
国の制度に始まって、子どもの精神発達について、虐待について、そして放課後クラブは子どもたちにとってどういう場であるか?それらを学びました。
保育士試験のため、独学で学んだことの総復習です。「愛着形成」というと、ただ覚えただけの「アタッチメント、ボウルビイ」という言葉しか出てきませんでした。
「愛着形成」とは、子どもが安心して頼れる関係を作ること。赤ちゃんがふえぇぇと泣いて何かを訴えると、母親はすぐに赤ちゃんの目を見て答えます。そうやって、この人が自分を守って愛してくれる人だという事を認識し、愛着が形成されていきます。
放課後クラブや児童館の学校との違いは、その「愛着形成」があるかないかではないかということです。学校でもまったくの愛着がないわけではありません。ですが、「教える」ということを優先するがあまり、「共感する」という行為が後回しになってしまうそうです。
放課後クラブや児童館は、第二の家庭のように過ごせるようであるべきだ、私はそのように受け取りました。
今回の研修に参加してよかったと思うのは、冒険工作ランドが、学校ではなく放課後クラブのように、自主的自発的に工作する場所であることを再確認できたことです。スタッフは子どもたちの気持ちをゆったりと受け止めて相対していますし、何年も通ってきてくれている子どもたちとは、信頼関係も結べていると思います。
保育園が足りない、その時代の子どもたちが小学校に上がれば放課後クラブが足りなくなっていきます。じっさい、放課後クラブの待機児童がどんどん増えつつあります。
私自身も、今後どのように冒険工作ランドを続けてゆくか?
いろいろと考える機会となりました。