こんにちは
前回の記事からぼやぼやしていたら、もう夏休み終わっちゃいますね。
なかなか有益な情報をタイミングよくお伝えできませんね・・。
さて、これから読書感想文を書こうという子どもさんがいらっしゃれば、以下のやっつけ感想文も視野にいれてみてください。
実は私、小学校のころ校内読書感想文コンクールや、校外ですとぺんてるの読書コンクールにちょいちょい入賞していました。母には自慢げに「あんたは、感想文でいつも賞状もらっていたよね」と褒められました。
実は、最初は文字数埋めになると思い、本文の引用を多用して感想を書いていたのです。
小学生の割に、文字数埋めとか考えてしまう自分が小賢しくて、ちょっと情けないです。しかし、後に引用形式は学術論文でも見られるように、相手に自分の考えを伝えやすい形式であることがわかりました。
最初に課題図書のあらすじを説明します。これも丁寧に細かく書くと文字埋まります(笑)
そして、もうすぐ直球で「この本を読んで、一番心に残った言葉は、こちらです。~~引用~~ この言葉には作者の○○な思いが込められていると思います」や「つぎに、変だな、自分は違うと思ったことがあります。それはこちらです。~~引用~~ 主人公が○○をしてきたのに、なぜ急に△△な気持ちになったのか、よくわかりません。そういう風に気持ちが変わったのが変だと思います」など。
とにかく直球でよいのです。
良いとおもったこと、心に残ったこと、変だと感じたこと、疑問に思ったこと。
これらを、どの文章に対して感じたのかを書き綴るのです。
さて、最期にまとめ・・。
作者は、この図書を通じて「○○は△△である」という事を言いたいのだと思いました。
さっくりでいいのです。
課題図書は、あらすじもまとめやすく、主題も掴みやすいものだと思います。
たくさんの本を読まなくてもいいのです、この一冊をしっかりと読み込み、いま説明したように感想文をまとめてみてください。読解力や文章をまとめる力がしっかりと身につくと思います。
おまけですが、宮沢賢治のよだかの星が大好きです。とても悲しくてつらいお話ですが、最期によだかが穏やかな心持ちになれて、いまでも最期の美しい一文を目にすると涙がでてきます。宮沢賢治も生き辛さを抱えて過ごしていた人だったのでしょうか。世の中の理不尽なこと、ただただ懸命に生きている者を踏みにじる者たち。
いまでも、このお話についてはうまく感想文が書けません。
たくさんの図書に出会って下さい。そうすると、ときどきいろいろな感情や想いが噴き出すのだけれど、それを言葉にまとめられない、けれどいつまでも忘れることのできない、宝物のようなお話に出会うでしょう。
読書感想文は、そんな忘れられない宝物と出会う入口かもしれませんね。