秋の三連休の真ん中の日、23日にボードゲームの会を開催しました。
今回は、子供が6名、保護者の方が4名の参加となりました。
かねてから、私自身が遊んでみたかった「ファイヤドラゴン」で遊びます。プレイをした皆さんはゲームの飲み込みがはやく、盤上のルビーを取るためにはどのようにドラゴンのコマを動かせばよいかすぐにわかったようです。さらにルビーノ山の大噴火でルビーがばらばらと落ちてくると、歓声があがりました。
ますます、ルビーのコマへ進んだり、相手プレイヤーからルビーを掠め取ったり。その場の状態を読み取り、どのように行動すればもっとも自分がおいしい思いをするか?そして、それを考えることがとっても楽しいゲームでした。
さて、これは何でしょう?「お邪魔者」というゲームの、金鉱カードですね。はしごのあるスタートカードから金鉱を掘り当てるためにトンネルをつなげていきます。写真はスペースの都合で間が狭くなっていますが、通常は一つのカード七枚分のスペースがあいています。
プレイヤーは金鉱目当てのドワーフとなって、穴を掘り進めていきます。
ただし、ドワーフの仲間には「お邪魔」をしたくなる困ったドワーフもいます。
赤字で「saboteur」とあるのが、「お邪魔者」のドワーフ。このカードは、それぞれのプレイヤーにランダムで配られるので、カードを配るゲームマスターも誰が「お邪魔者」なのかわかりません。もちろん、ふつうの金鉱堀りドワーフもお邪魔者ドワーフも、自分がもっているカードの正体は明かしません。
穴掘りのトンネルカードも、相手を邪魔するカードもみなにランダムで配られます。なので、それぞれが自分の立場を考えて、よく使うか、お邪魔するために使うのか決めていくのです。そして、もしあのプレイヤーが「お邪魔者」だと思ったら、行動をとめるカードを与えて動けなくしてしまいます。でも、ほかのプレイヤーからみて「お邪魔者じゃないかもしれないよ」と思えるのなら、また動けるようになるカードを置いて助けてあげることもできます。
みんなには同じカードが配られていますが、それぞれの立場によってそのカードの持つ意味も変わってきます。つながっていた道を「落石カード」で壊してしまったり、逆に行き止まりになっている道を「落石カード」で壊して、突破口とすることもあります。自分がおかれた立場で、カードの使い方にも二重の意味があることに気づくなど、いろいろなものの見方が磨かれるゲームではないでしょうか。
このゲームをやりこむと、相手が「お邪魔者」だと気づいても、ただ封じ込めるだけではななく、金鉱掘りとお邪魔者との丁々発止の駆け引きや欺しあい、はたまた情けを見せる等、人付き合いに大切なことに気づかせられるものになると思います。
ちなみに、このゲームは、世界大会があるそうです。しかも、2年連続で日本人が3位までに入賞しています。すごいですね!このゲームをやりこんで楽しさがわかったら、ゲーム大会に挑戦するのもよいかもしれないですね!
次回のボードゲームの会は、11月18日となります。
募集開始まで、もう少々おまちください!