今年にはいってから、マヨネーズのような容器に入った絵の具を見えるように準備しています。「指絵の具」というものですが、顔料を小麦で伸ばして粘性をだした絵の具です。その名のとおり、繊細な絵を描くというよりは、指でにゅるにゅると豪快に描くものです。
なかなか我々の想定どおり使ってもらえなかった「指絵の具」ですが、手のひらに塗り込んで、ぺたぺたとやってくれました。当初は、「絵の具が手につくの、やだ~」と言っていた子供さんですが、やり出してみると楽しいのでしょうね。たくさん、手形を押してくれました。
これは、時間軸がちょっと巻き戻って、ぺたぺたやりはじめたばかりのもの。この作品をスタッフが自宅へ持ち帰り、お子さんと一緒に作品に仕上げてくれました。
追加した部分も、すべて手形で描かれています。空に草に太陽、木も手形です。カニさんもいますね。親子で楽しく創作の時間を過ごせたようです。
私たちはあれこれ課題を設けずに自由な創作をしてもらうことを基本としていますが、時にはアイデア出しをしたり、ちょっと素材をみせて誘導することもあります。
やっぱり、完全な自由は難しいのです。
「自由工作」の看板に偽りあり!とはいわず、この点ご承知おきいただけると幸いです。
さて、明日には10月28日の工作ワークショップのご連絡を配信します。お申し込み開始は、10月3日からです。みなさまのお申し込みお待ち申し上げます。